グレイベンド迂回地

Graybend Detour
雰囲気・景観
真っ直ぐ進めばグラックゲイル砦跡に近づくはずの場所で、
道は不自然に折れ、丘の縁をなぞるように蛇行する。
誰かが決めたわけではないが、
誰もが同じ場所で同じように進路を変える。
道沿いの低地には、
焚き火跡、崩れた天幕、石を円く並べただけの炉が点在する。
それらは常設ではないが、
完全に消えることもない。
地理・環境
- グラックゲイル砦跡を中心に描いた円弧状の迂回路
- 旧軍道の一部を継ぎ接ぎした非公式街道
- 丘陵と湿地の境目を縫うように続く
灰営(Cinder Camp)は特定の一点ではなく、
- 水場の近く
- 見通しの利く小高い場所
- 砦跡が直接見えない窪地
など、数か所に“同じ性質の野営地”が存在する。
馬を休ませるには最低限安全だが、
長居を前提にした設備は存在しない。
歴史
■ 自然発生した街道
この道は、
- 王国が整備したものではない
- 伯爵家が指示したものでもない
- 商人ギルドが公式に認めた道でもない
ブラッドフォード会戦後、
砦跡を避けようとした人々が
同じ判断を繰り返した結果、道として定着した。
■ 成立
最初の野営は、
砦から逃げてきた兵や斥候たちによるものだったと言われる。
彼らは、
- 砦を背にして眠れなかった
- 夜明けまで火を絶やさなかった
- しかし、砦に戻ろうとはしなかった
その焚き火跡が目印となり、
後の旅人たちも同じ場所で足を止めるようになった。
こうして生まれたのが、
「名前を持たない野営地の連なり」=灰営である。

