フォルグレイヴ

Folgrave
雰囲気・景観
フォルグレイヴは、
街として始まり、砦として完成し、いまはその両方を引きずっている都市である。
街路は広く直線的で、
もともと隊商や旅人の通過を前提として作られていた痕跡が残る。
その上に、大戦中に築かれた石造の城壁、塔、兵舎が重ねられている。
結果としてこの街は、
- 街にしては堅すぎ
- 要塞にしては開きすぎ
という、独特の均衡を保っている。
地理・環境
- ウェイマス公爵領東部
- 森を抜ける主要街道の出口
- フェル=カイナへ至る陸路の要衝
街道・森・湖岸を結ぶ位置関係により、
物流と人流が自然に集中する地点でもあった。
歴史
■ 通過点としての成立(古期)
フォルグレイヴは元来、
森を抜ける街道上の中継町として成立した。
- 宿
- 厩舎
- 倉庫
- 簡易な検問
を備え、
交易商・旅人・異種族を問わず
「安全に通す」ことが役割だった。
■ エルフ交易期(100年以上前)
この時代、
フォルグレイヴはエルフとの交易回廊の一部となる。
- エルフは森を越え、ここを通過
- フェル=カイナで
ブレンデッド・クォーツを取得・研究 - 加工・精製技術について助言を行った
■ 大戦期:砦の建設
大戦が始まると状況は一変する。
- 街道は軍道となり
- 物流は軍需に転用され
- 森経由の移動は戦略的価値を持つ
このため、
既存の通過町を核に、急造の砦が築かれた。
城壁、塔、兵舎はこの時期のものが多く、
街の性格を決定づけた。
フォルグレイヴは、
戦場ではないが、戦争を支える要塞となった。
■ 戦後
戦後、砦は撤去されなかった。
通過町でもあり、要塞でもある都市として固定された。
産業と交易
- 街道物流の管理・中継
- 公的物資の保管
- 通行記録・検問業務
- 限定的な交易・宿泊業
統治と権力構造
名目・実態ともに:
ウェイマス公爵領直轄
- 軍司令官(砦の管理)
- 管理官(物流・記録)
- 記録官(過去の契約・通行史)
自治は弱く、
都市は命令と手続きで運営される。
宗教
聖カスバート:契約・秩序・記録
ハイローニアス:護衛・誓約
古いエルフ由来の石碑・印(非公式)
祝祭は少なく、儀礼は多い。

