エンゾ遺構

Enzo Ruins

雰囲気・景観

石畳の市場広場は割れ、
屋台跡と焼け落ちた梁がそのまま残る。
建物は「崩れた」のではなく、
途中で破壊行為が終わったかのような状態だ。

風は通るが、
人の生活音が入り込む余地はない。
霊的異変や怪異はほとんど起きない。
それが逆に、この場所の重さを際立たせている。

地理・環境

  • 旧東部交易路の要衝
  • 森と街道の結節点
  • 周囲の森は自然に再生しつつある

土地そのものに呪いはない。
住めない理由は、記憶だけである。

残されている遺構

  • 半壊した市場広場
  • 倒壊途中で止まった倉庫群
  • 焼け焦げた交易標柱
  • 破壊されなかった小さな集会所

歴史

■ 破壊前

  • 定期市を持つ交易都市
  • 森の民・人間・混血の混住
  • 倉庫街と市場が都市機能の中心

■ 11年前

  • 突然の軍侵入
  • 告発名簿による家屋指定破壊
  • 財産没収後の焼き払い
  • 抵抗と見なされた住民の即時処刑

戦闘ではなく、処理作業として行われた。

産業・交易

  • 関税
  • 長距離交易
  • 書類・通行証の発行

統治と権力構造

名目上:アーレン辺境伯領直轄

実態:

  • 管理者不在
  • 軍の巡回なし
  • 立入禁止の正式布告もない

宗教

  • 教会の記録からは抹消気味
  • 公式巡礼・弔いは行われない

非公式には、
元住民の血縁者が
夜明け前に花や布を置くことがある。

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