アイラ村

Aira Village
地理・環境
北緯25度・標高1800m前後、メンデ村よりさらに奥地の山岳地帯にあり、12月~雪解けまでは他の村との交流がほぼ断絶される。
家々の多くは山肌にへばりつくように建っている。村の泉でしか採れない淡水魚がおり、干し魚として貴重な保存食となっている。
”乾きの道”と呼ばれる鍾乳洞が村の祠の地下から続いており、メンデ村方向に抜けられるという言い伝えがあるが入り口は管理されている。
山中を切り開いた広場では山羊が飼われている。
村を見下ろす大樹の根元に寄り添うように、アローナの修道場が築かれている。
さらに奥の森の中には神殿があり、アローナのクレリック(カストレス)たちが生活している。
村の南西には森の民が用いていた古い祭祀場がある。
村の雰囲気
厳しい環境であるにも関わらず、牧歌的な雰囲気が漂っている。
村人はほとんどがテライナ人と森の民の血を引いている混血で、古き良き共生時代の名残を感じられる。
この村に居るのは『月の子達』の末裔の中で共生を望んだ人々である。
その一方、村の入り口は開けた山肌が監視できるよう見張り塔が立っている。
また、森の民の狩人たちがチームを作っており、狩りを兼ねて周辺の森、山を下りた場所にある砦跡を巡回している。
森の民の血を引く狩人、リュカ、ムアビ、ヌヨヌら5人は村の中で狩人たちの広場と呼ばれる場所で獲物を物々交換している。
村の成り立ち・歴史
アローナの神殿と修道場がもともと存在し、彼女らと縁が深い森の民たちが修道女を守るために周りに住み始めたことがきっかけと言われているが、
森の民とテライナ人が生活する中でアローナの修道場が出来たとも言われている。どちらが先にあったのかはわかっていない。
泉もまた古くから存在しており、村が無かった頃は"乾きの道”を通って祠と泉に至り巡礼していたと言われている。
森の民の間では"乾きの道"に関しての伝承が残っている。
"乾きの道"の伝承
水がふんだんに流れている鍾乳洞であるにも関わらず、
「どんなに喉が渇いても洞窟の水は飲むな」と言われている。
文化・生活
アイラ村は自然と密接に結びついており、特に冬の厳しい気候に耐えながら生活を続けている。
山道や雪の影響で孤立しがちだが、村民たちはこの環境に適応している。
宿(酒場/宿泊所/料理屋)
ただ、『宿』と呼ばれている建て増しを沢山した家。
老夫婦が営んでおり、薪割りなどの簡単な労働と引き換えに宿泊できる。
アイラ村の料理
乾燥肉のシチュー (Dried Meat Stew)
概要: 冬に備えて保存しておいた乾燥肉(鹿肉やヤギ肉)を使ったシチュー。雪で孤立した冬の間、このシチューは貴重な栄養源となります。乾燥肉を水で戻し、ジャガイモやタマネギ、パースニップなど、保存可能な根菜と一緒に煮込みます。
ポリッジ (Barley Porridge)
概要: オオムギやライ麦を使ったポリッジ(お粥)。水やヤギのミルクで炊き上げ、シンプルながらも体を温める一品。ハチミツや保存されたベリーを加えて甘くすることもあります。
乾燥魚の燻製 (Smoked Dried Fish)
概要: 夏や秋に保存しておいた乾燥魚を燻製にして、長期間保存します。冬の間、パンやポリッジと一緒に食べられることが多いです。味が濃いため、少量で満足感が得られるのが特徴。
保存野菜のピクルス (Pickled Vegetables)
概要: 冬に備えて収穫したキャベツやカブ、ニンジンなどを酢漬けにして保存。酸味が強く、冬の間のビタミン補給として重要です。また、温かい料理の付け合わせとしても重宝されます。
焼きチーズとパン (Baked Cheese and Bread)
概要: 冬季に保存しておいたパンを、炉で温めたチーズと一緒に食べる料理。チーズは燻製や発酵によって保存されたもので、パンにとろけるチーズを乗せて焼き上げ、暖をとるために食べられます。
乾燥キノコのスープ (Dried Mushroom Soup)
概要: 秋に収穫して乾燥させたキノコを使ったスープ。キノコは香りが豊かで、シンプルな塩味のスープに旨味を与えます。乾燥キノコは保存が利き、冬の食卓に欠かせない食材です。
ベリーのジャム (Berry Jam)
概要: 夏の間に採取したベリーを保存するために作られたジャム。冬の寒さをしのぐ甘味として、パンやポリッジに添えられます。糖分を補給しつつ、冬の間の貴重な果物の味を楽しむことができます。
干し肉とオオムギのパン (Dried Meat and Barley Bread)
概要: 保存食としての干し肉を細かく刻み、オオムギの粉と混ぜて焼き上げたパン。硬くて保存性が高く、栄養価もあり、冬季に持ち出して食べるのに適しています。

