スノークレスト村

Snowcrest
ウェイゼルネン辺境伯領/高寒冷地の小村・補給村
●雰囲気・景観
スノークレストは、ウェイゼルネン北部の山麓高台にある小村である。
周囲は寒冷な高地で、村からはその先に広がる湿地帯を望むことができる。
村の建物は寒さと風雪に耐えることを前提としており、農地、家畜小屋、乾燥小屋、倉庫などが村内やその周辺に点在する。
春から秋にかけては農作業と採取が盛んに行われるが、冬になると風景は一変する。
年によっては村人自身が、
「なぜこんな場所に住んでいるのか分からない」
と冗談交じりに口にするほど、冬は厳しい。
●地理・環境
村は山麓の高台に位置する。
そこから数日の距離にウルザンク砦があり、スノークレストは同砦への補給を支える集落の一つでもある。
村のさらに先には寒冷な湿地帯が広がり、その向こうには魔法の境界地が存在する。
標高と緯度の影響で夏も涼しく、農耕条件は厳しい。
冬季には積雪と吹雪が激しく、外部との往来が長期間途絶えることも珍しくない。

●歴史
村の成立時期や開拓の経緯は詳細不明。
ただし、周辺には村よりもはるかに古いと考えられる正体不明の遺構が存在する。
それが現在「星見台遺跡」と呼ばれている遺跡である。
村が成立した後は、高冷地農業と薬草採取を中心に生活基盤を整え、北方防衛線が形成されてからはウルザンク砦への補給拠点としての役割も持つようになった。
●産業・生活
スノークレストでは、高冷地で育てやすい作物や、冷涼な環境で品質が良くなる野菜が育てられている。
具体的には、
- 寒冷地向きの根菜類
- 葉物野菜
- 豆類
- キャベツ類
- 保存性の高い野菜
- 高地で風味の増す作物
などが中心となる。
また、周辺の山地では高山性のハーブ、薬草、香草などが採取される。
これらは村内で利用されるほか、一部は乾燥・保存加工され、ウルザンク砦への補給物資や南方への交易品となる。
●主要人物
エルマ・ノースブロウ
人間女性、60代。
スノークレストの村長。
長年この土地で暮らしており、農業、冬支度、補給、住民間の調整など、村全体の実務を熟知している。
派手な指導者ではなく、村を現実的に維持する人物。
ヴェルク・サンベルグ
ドワーフ男性。
引退した採掘技師。
かつて周辺の岩盤、鉱脈、山地の地質に関わる仕事をしていた。
現在は現役を退いているが、
- 地盤
- 崩落
- 古い坑道
- 岩質
- 湧水
- 山の危険
などについて相談されることがある。
●宗教
主要な信仰は、テルチュア、アローナ、オーバドハイ。
テルチュア
寒さ、冬、氷雪への畏れと結びついた信仰。
スノークレストでは寒さそのものが生活を左右するため、テルチュア信仰は非常に身近なものとなっている。
アローナ
植物、薬草、動物、野生環境に関わる信仰。
農民、薬草採取者、狩人などから信仰される。
オーバドハイ
土地そのもの、自然の循環、季節変化を重視する信仰。
村周辺の自然と折り合って生きる者たちの間に根付いている。
三者とも、大規模な教会組織というより、生活に密着した信仰として存在している。

